八田流英会話道場:第四回
レストランで華麗に注文し会話を楽しむ
空手の型のように英会話をマスターしよう!
③10歳から13歳位の若者といくダイナー(簡易食堂)
♠:Paul, Americans eat a big breakfast normally.
ポール、アメリカ人はいつもたっぷり朝食を取るよね。
♦:I think so. But at home, we only eat just cereal and some orange juice.
そうですね。でも、自宅で食べるときは、シリアルとオレンジジュースだけですよ。(こういう場合の”I think so.” はあまり肯定も否定もしない時に使う。)
♠:But this morning, we are gonna have a real breakfast.
でも、今朝はちゃんとした朝食を取る事にしよう。(”real”とは、本物のという意味だが、会話の流れでニュアンスが変わる)
♦:I am going to have some pancakes and eggs. What about you, Tak?
僕はパンケーキとたまごを食べるけど、タックは?
♠:I will have some bacon and eggs with some potato.
僕は、ベーコンとたまごとポテトにする。(典型的なアメリカの朝食)
Server: How do you like your eggs cooked?
たまごはどのようにしましょうか?
♠: I would like my eggs over-easy.
オーバーイージーでお願いします。
(目玉焼きをターンオーバーする(ひっくり返して両面を焼く)ので“オーバー”。中は半熟なので“イージー”。)
Server: How about any potatoes: Mashed potatoes or hash browns?
ポテトはどうされますか、マッシュトポテトか、ハッシュブラウン?
♠:I would like some hash browns.
ハッシュブラウンでお願いします。
Server: What about any toast, whole wheat or white bread?
トーストはいかがですか?大麦か白いトーストです。(欧米では、パン、シリアル、牛乳などにたくさんの種類があり、選ばせてくれるところも多い)
♠: I like my white bread toasted.
白いパンのトーストでお願いします。
Server: any juice?
ジュースはいかがですか?
♠: I'd like a glass of tomato juice.
トマトジュースを下さい。
♠: Paul, Americans are picky about what they eat.
ポール、アメリカ人は1つ1つに好みがあるね。
♦:What do you mean by that?
それはどういう意味?
♠: You have so many choices about everything you order, eggs, meat, juices and so forth.
たまご、肉類、ジュースなど全てに対してチョイスがあるね。(“~and so forth”は、「~などいろいろ」という意味の慣用句)
♦:I think so. But at home we eat a simple meal. My mom doesn’t give us too many
choices, unless you wanna fix it yourself.
そうかも知れないけどね。僕たち自宅では、簡単なものを食べてるよ。お母さんがあまりチョイスはくれないんだ。自分で作れば別だけどね。(”I think so”とは、単に分からない時に話を合わせているだけ。“wanna”は“want to”の口語表現)
♠:That makes sense. Still, at a buffet breakfast the other day, I saw a lot of selections to pick your breakfast from.
その通りかもね。でも、朝食のバイキングでは凄く沢山のチョイスがあったよ。(buffetも「ソティ」と同じくフランス語なので、英語読みをしないこと。「バフェィ」というように最後に小さい「ィ」が入る。「バイキング」は日本だけの呼び方なので外国では通じない言葉)
♦:You are right. Americans are picky people, I guess.
そうだね、アメリカ人にはやっぱりたくさんのチョイスが必要なんだと思うよ。
【英語こぼれ話】食事のマナーにも注意しよう
欧米では、食事のマナーに関して、子供のころからとても厳しくしつけられている。もちろん彼らはマナーを守った食事をするし、そのぶん、こちらのマナー違反はとても目立ってしまう。ここで食事のときに気をつけたいマナーを挙げておこう。
・ 音を立てる(slurpといい、マナー違反の代表格)
・ 肘をテーブルに立てる(子供でも容赦なくしかられる)
・ フォークで取ったものを食いちぎる(ナイフで一口大にカットしよう)
・ ナイフをなめる(日本でもねぶり箸はマナー違反)
・ 人の前に手を伸ばしてものを取る(調味料などでも取ってもらおう)
以上が食事のときに気をつけたい、あくまで基本的なNG行為だ。あと忘れがちなのが食事の感想(評価)を必ずいうこともマナーのひとつ。食事に関して何もコメントしないのは、とても感じが悪い。ポジティブな感想がベストだが、「好きじゃない」など、ある程度ネガティブでも寛容される。
八田信男プロフィール
高校生のときから英語に興味を持ち、米軍キャンプに出入りをする。しかし、受験英語と実践の差に愕然とし、その後、生きた英語を学ぶために米国へ留学。シリコンバレーでビジネスマンとして活躍し、コミュニケーションスキルを磨き続ける。現在は第一線を退くも、責任のある立場を兼任。自らが体得した英語によるコミュニケーションのノウハウを広く伝えるべく、八田流英会話道場を設立する。
文/八田流英会話道場当主・八田信男