IELTSアカデミック リスニングの注意点 6 セクション2の地図問題
TOEFLとIELTSの違いを知って、試験に役立てよう!
人によっては、TOEICはテクニックが必要だがIELTSは英語力だけで解けると感じているようです。しかし、逆にTOEICは素直に聞いて素直に読めば解けるがIELTSは癖があると感じる人もいるはずです。およそ試験と呼ばれるもので、「傾向」の無いものはありません。今回の記事ではIELTSのリスニング、セクション2の地図問題が苦手な人のために注意点をまとめました。
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先読みの時間にするべきこと
IELTSリスニングのセクション2は、マルチタスクの力が試されます。図表が出題されることも多いため、注意深く聞きながら、同時に図表や地図を追っていくことが必要です。
他のセクション同様、最初に与えられる先読み時間は最大限活用しましょう。通りの名前や建物(factory, schoolなど)といった地図中に書かれた名詞や、駐車場や並木、池といった目で見てわかる目印をしっかりと押さえておきます。そうでないと、すでに名前が書いている建物まで探す羽目になり、正解から遠のいてしまいます。
本番の試験中はただでさえパニックになりがちで、親切に与えられているヒントを見逃してしまうことも少なくありません。
目印を押さえ、覚えておくことさえできたら、正解への道はもう半分来ているといってもいいでしょう。
音声を聞きながら今地図のどこについて話しているのか常に把握する
図表なら、おおむね上から順番通りに話が進みますが、地図の場合、最初の設問のヒントが地図の真ん中にあるのか、右上にあるのか、それとも左下にあるのかわかりません。リスニング力を最大限に発揮して、今話しているのが地図のどこなのか、常についていくようにしましょう。
「聴く」という作業に「地図を追う」という作業がプラスされるわけですから、普段は充分聞き取れるスピードでも、「速い」と感じるかもしれません。本番よりもっと速い音声に慣れて置くのも有効でしょう。
また、問題となる場所が常に話の中心となるわけではなく、他のことを話すついでにサラっと触れる場合もあります。逆に、「これからこの建物のヒントが出る」と思って構えていると、違う話題になることもあります。
それを「引っ掛け」と取るか、「現実のシチュエーションに近い」と取るかはあなた次第です。いつヒントが出てくるかわかりませんので、気を抜かずに聞き取るようにしましょう。
ライタープロフィール●外国語人 | |
英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |