IELTS リーディングの注意点 1
TOEFLとIELTSの違いを知って、試験に役立てよう!
今回からIELTSアカデミックのリーディング攻略法に入ります。試験時間と問題数、文章の長さと内容、そして設問の種類をまず確認しましょう。
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IELTSリーディング アカデミックの試験時間と問題数
IELTSリーディングの基本情報は次の通りです。
試験時間:60分
問題本文:長文3つ
設問数:40問(大問ごとに13~14問)
IELTSリーディング アカデミックに出題される文章の長さと種類
文章の長さには若干ばらつきがありますが、それぞれ700-800語くらいです。
新聞、雑誌、書籍からの抜粋が出題されます。
内容は多岐に渡りますが、特に専門知識がなくても理解できる文章です。専門用語が出るときは、註が付く場合もあります。
IELTSリーディング アカデミックの設問
設問の種類としては、本文の内容に基づく空欄補充問題、段落内容一致問題、全文内容一致問題、タイトル選択問題があります。
IELTSリーディングの空欄補充問題
IELTSリーディングの空欄補充問題には、単文の空欄を埋めるものと図表の空欄を埋めるタイプがあります。
どちらも本文から適切な語を選んで記述します。
ONE WORD ONLYやNO MORE THAN TWO WORDSといった指示があり、前者は抜き出す単語が1語、後者は2語までということです。
選択問題ではないため、スペリングのミスにも注意しましょう。また、名詞であれば単数・複数の違いにも気を付けてください。
IELTSリーディングの段落内容一致問題
段落内容一致問題は選択問題です。
単文が並んでいて、それぞれがどの段落に書いてある内容かを選ぶという形式です。
本文と同じ表現を使わずに言い換えていることが多いので、同じ単語を探しても正解は見つからないでしょう。本文の内容を理解することが必要です。
また、ひとつの段落に単文ひとつが対応するとは限らず、複数の単文がひとつの段落に当てはまる場合もあります。つまり、すでに選んだ段落は選択肢から消すということはできません。
IELTSリーディングの内容一致問題
他の検定試験のリーディング問題には、内容に一致しているものを選ぶ問題もあれば、一致しないものを選ぶ問題もあります。
IELTSのリーディングでは、本文と一致している、本文と矛盾しているという選択肢のほかに、本文にはそのことについて書かれていないという選択肢もあります。より綿密に本文をチェックすることが求められます。
IELTSリーディングのタイトル選択問題
本文や段落のタイトルを選ぶ問題です。
この問題では内容が一致しているかだけではなく、それが中心となるテーマかどうかまで見極めるのが大切です。
つまり、英語力のほかに、一般的な読解力も求められます。
ライタープロフィール●外国語人 | |
英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |