IELTS スピーキングの注意点7 – Part3 – 3
TOEFLとIELTSの違いを知って、試験に役立てよう!
IELTSスピーキングPart3の3回目です。今回は、話に詰まったときに使える小道具、fillerについて解説します。Fillerとは何か、どう使えば効果的なのかを見ていきましょう。Part3だけではなく他のパートでも使えますが、質問にすぐ答えなければならないPart3では特に役立つでしょう。
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沈黙を満たす言葉fillerとは
IELTS Speaking Part3では、考える時間は与えられません。試験ではどうしても緊張してしまいますから、一瞬頭が真っ白になってしまうこともあるでしょう。そんなとき、時間を稼ぎ、落ち着きを取り戻すための一言が言えるといいですね。日本語だったら、黙り込む代わりに「そうですね」「それはちょっと難しいですが」などと言うのではないでしょうか。
英語では、そのような言葉をfillerと言います。動詞fillは「満たす」、つまり、間が空かないように沈黙を満たす言葉です。
fillerの例と使い方
よく知られているfillerとしては、well, やyou know, があります。Umm…やAh…もfillerではあります。しかし、これらのfillerは多用しないほうがいいでしょう。1、2回自然に出てしまうならかまいませんが、いかにも言葉に詰まっているという印象になりかねません。
質問されてすぐ答えが思い浮かばなかったら、
That’s a hard one. (それは難しいですね)
Let me see. (そうですねえ)
などを使うといいでしょう。
I think…(私が思うに…)
とりあえずこう言ってから、考えるのもアリです。
自分がよく知らない領域の質問なら
I guess… (私が推測するところでは…)
と始めるのもいいですね。
話の途中で詰まったら、
I mean, … (つまり、…)
What I mean is… (私が言いたいのは…)
などもお勧めです。
In general, (一般的には)
Personally, (個人的には/私としては)
For example, (たとえば、)
などは話の冒頭でも途中でも使えます。
話の内容と流暢さ
前回の記事では論理的に話す重要性について述べましたが、流暢さもやはり大切です。
流暢さfluencyとは、話をあまり途切れさせることなく、滑らかに続けていけることを指します。話の途中で長い間が空いてしまいそうになったら、fillerで埋めながら次を考えるという練習をしておきましょう。
ライタープロフィール●外国語人 | |
英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |