肯定や同意・了解・否定したいときの
英語のあいづち、どれが正解?
相手の会話へのリアクション
いつも同じじゃ伝わらない!
相手がおもしろい話をしてくれて、自分もおもしろいのに何て返したらいいのか分からない…。よろこび、おどろき、反対、共感など、あいづちを状況に応じて使い分けて、気持ちが伝わるスムーズな会話をしてみましょう。
欧米では、日本人ほど頻繁にあいづちをしません。どちらかと言うと、すべて聞き終わってから、返答します。というのも、特にビジネスなど、シビアなシーンでは、うなずく=yesと受け取られるのが一般的です。ですからうなずいていたのに最後に日本人が反論をすると、驚かれ、場合によっては信頼関係も築きにくいこともあるので注意しましょう。ですから、欧米人と話す時、相手の反応がなくても聞いているので、びびらないようにしよう。
肯定や同意をしたいときは?
Yes/Yup/Yeah
うんうん/うん/はい/だよね
YeahやYup「うん」意味で使われることが多いので、カジュアルな会話や間柄で。かしこまったビジネス相手にはYes.使いましょう
That’s true.
ホント、そうだよね/その通り
➡相手の言っていることが正しいという気持ちを込めた言い回し。下のYou are right.くらいのフォーマルさです。That'sを省略してTrue.とすると、カジュアルになります
➡否定したいときは、That’s not true.「それは間違っているよ」と言うととても強い否定になるので、Not really./Not exactly.「そんなことないよ」「そじゃないよ」「必ずしもそうではないよね」「そうではないんじゃない?」と言うことができます。例えば、Do you like him?と聞かれて、Not really.「そんなに」と濁すこともできます
Right.
あなたは正しいよ/合ってる、合ってる/そうですね/そうだね
➡That’s right.またはYou are right.の省略形で、Right.よりフォーマルな表現になります。かなり同意している意思表示になり、私もそう思う、みたいな時に使われます
All right.
了解しました/わかったよ
➡Right.よりちょっとフォーマルな言い回しになります
It is!
そうですね/だよね!
➡必ず相手の会話の主語とbe動詞に合わせて使い分けます。相手に共感している感情を表現することができます
▶主語+isの場合
It’s hot today. 「今日は暑いね」
It is! 「そうだよね!」
She is so pretty. 「彼女、超かわいいね」
She is! 「だよね!」
▶主語+doの場合
We won the game!「私たち試合に勝ったよ!」
We did!「だよね!」
He has such a nice car.「彼ってほんといい車乗ってるね」
He does!「だよね」
▶主語+areの場合
These books are expensive! 「この(これらの)本高いよね!」
They are!「そうだよね」
Exactly.
まさに/まさしく/その通り
➡That’s true.は同じ意見でなくても言えるのに対して、That’s exactly right.「まさにその通り」「そうなんだよ」の省略形。必ず同じ意見で相手に同意している時に使います
Absolutely right.
まさにその通り
➡Absolutely.なら短縮形として使えます。ちなみに、Absolutely.は「絶対」という意味があり、veryとかosの代わりに「とても」と強調したい時にも使われます
➡このほかに、喜んでやるかどうかは別として、「ぜひ」と約束を守るような時に使われます。例えば、Would you do this for me?「これやってくれる?」Absolutely.「ぜひ」という意味があります
Totally
その通り/まったくその通り
➡Exactly./Indeed./Absolutely right.よりかなりカジュアルに使われ、フォーマルな相手に使うには注意しましょう
I agree.
賛成です
➡ビジネスなどフォーマルなシーンで使うフレーズで、I agree with you.の短縮形です
Me too! / Ditto!(ディト)
私も!
➡Ditto「同上」「右に同じ」の意味があり、Me tooばかり使っている人はぜひこちらも挑戦してみよう
Same here.
同じく/私も
➡直訳すると「こっちも同じ」になり、Me tooと同じニュアンスで使えます
I know.
だよね/わかる
➡あいづちとして相手に同意し、賛成している時に。日常会話ではこれがよく使われます
I know what you mean.
そうだよね/分かるよ
➡自分も同じように考えている時に言います。この短縮形はI know.になります
I get what you mean.
あなたの言っていることは分かった
➡どちらかと言うとこの後に続けて、But「でもね」と否定的な意見を言いたいときの前置きとして使うことが多い傾向です
Sure.
いいよ/もちろん
➡許可を求められた時は許可を与える表現になります。相手の言うことに弱い賛同をしている気持ちを表すことができる、一番よく使われる表現です。積極的に肯定と言うよりは、どちらかと言えば「いいよ」という表現になります
Why not?
いいよ/別にいいよ
➡よくSure.とくっつけて、Sure, why not.「もちろん、別にいいよ」と使われます。ちなみに、会話の流れによってはWhy not? だけだと「なんでしないの?」の意味にもなるので、会話の前後に注意しましょう
Of course.
当然だよ/当たり前だよ/もちろんどうぞ/もちろん
➡学校でこの言いまわしを習った経験がある人も多いかもしれませんが、こちらは相手の言っていることに「当たり前だよ」という意味を含んでいます。Absolutely.やDefinitely.のように、頼まれた時や尋ねられた時、快く引き受ける時などに使われます。ネイティブの間では、Absolutely.やDefinitely.のほうがよく使う印象です
Definitely.
もちろん/絶対したほうがいいよ
➡必ずするよ、と確実性や実現性の高い返答になります。Let’s go to the lunch.「ランチ行こうよ」の時はDefinitely.「もちろん」と使えます。
➡ほかにも、Should I bring my umbrella?「傘持っていたほうがいい?」と聞かれたら、Definitely.「絶対だよ」と答えることもできます
Certainly.
もちろん/そうです/そうですとも/かしこまりました
➡目上の人やビジネスの相手などに使う、かなりフォーマルな表現。例えば素敵なレストランでは接客時にウェイターの人が、Can I have some water?「お水もらえますか?」と言うと、Certainly.「かしこまりました」と返答したりします
Indeed.
その通り
➡Exactly.と同じ意味やタイミングで使用できます。かなり固く大変フォーマルな表現で、ちょっと古い表現になります。若い人は使わず、年配の方が使う印象
I understand.
理解しました/分かりました
➡日本人で使っている人も多いですが、何か説明を受けた時などに、Do you have any question?「質問はありますか?」と相手から聞かれた場合などに使うことが多く、会話中のあいづちとしてはほとんど使いません
I got it./Got it.
分かった/理解できた
➡同意も賛同もせず、言ったことはわかった時に使えます。その後自分の意思を続けて言ったりすることもできます
➡ちなみに、Can you lock the door?「鍵かけてくれる?」I got it.「自分がやるよ」とかいの使い方もします
I see.
分かった/そうなんだ/ふーん/なるほど
➡I see what you mean.の短縮形ですが、口頭ではI see.のほうが使われますね。納得度は高く、軽い感じのニュアンスにはなるものの、同意もしているとみなされます
That makes sense.
そういうことか/だからか~
➡make sense「辻褄があう」「意味が通る」という意味があります。疑問が解消された時などに使います。例えば、He speaks so fast.「彼って話すの早いよ」 He is from NY. 「彼NY出身だからね」Ah that’s make sense!「あーだからか!」のように使えます。このほかにも、That’s why.「だからか」と同じように使われます
I guess so./ I suppose so.
そうだと思う/そうだろうね/かもね
➡guessはカンで言っている時などに使われるので、信憑性は薄いニュアンスを出したいときに使えます