毎日Eトレ!【1575】「少数」なのか「多数」なのか紛らわしい表現

デイビッド・セイン先生が教える
大学受験対策でおさえておきたい文法のポイント

セイン先生が大学受験対策で役に立つ英語をご紹介します。受験までの空き時間、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、「少数」なのか「多数」なのか紛らわしい表現、です。

 

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She's grown quite a few interesting plants in her garden.

彼女は庭で面白い植物をたくさん育てています。

 

quite a few+複数名詞

数が少ないことを表す単語 few に関して、気をつけたい表現を見てみましょう。few は数えられる名詞とともに用いて、〈a few+複数名詞〉なら「少しはある」、〈few+複数名詞〉なら「少ししかない」という意味になることはご存じだと思いますが、では quite(かなり、まあまあ)を付けて〈quite a few+複数名詞〉にするとどうなるでしょうか?

これは「かなり多くの」という意味の表現なので要注意です。たとえば I've seen quite a few movies this year already. だと「今年はすでに何本もの映画を観ました」という意味になり、quite a few movies は「多数の映画」を表します。

同様に、上の例文の quite a few interesting plants は、「多数の面白い植物」を表しており、「少し」とは真逆になります。ちょっと意表を突くかもしれませんが、quite a few は受験問題にもよく出てくる熟語ですので、覚えておきましょう。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

We still have quite a little flour left for making pancakes.


パンケーキを作るのに十分な量の小麦粉がまだ残っています。

 

▶数えられない名詞には few ではなく little を用いて量が少ないことを表します。a little は「少しはある」ということですが、quite を付けた〈quite a little+名詞〉は「かなりたくさんの」または「十分な量の」という意味になります。なお、have A left の形は「Aが残されている」ということですよ。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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