フライドポテトを英語で言えますか?
勘違いしているカタカナ(和製)英語
あなたが使っている英語、
それ本当に英語ですか?
●英語と日本語の意味が微妙に違うカタカナ(和製)英語
△ カメラマン
◎ photographer (フォトグラファー)
➡スチール撮影のカメラマンはphotographerと呼びますが、映画やテレビなど動画を撮影する人はcameraman(カメラマン)と呼ぶので要注意ですよ!
× リベンジ
◎ return match (リターンマッチ)
➡revenge(リベンジ)は直訳すると復讐、仕返し、報復という別の意味になってしまうので、再戦を意味するのならばreturn matchにしないと乱暴者と誤解されるかも?
× クレーム
◎ complaint (コンプレイント)
➡claim(クレーム)は主張や要求という意味なので、日本人が使っている意味合いとはニュアンスが違います。
× リフォーム
◎ renovation (リノベーション)
➡reform(リフォーム)改正する、更正するという意味で、住宅用語ではなく一般語になります。
× マンション
◎ condominium, apartment (コンドミニアム、アパートメント)
➡mansion(マンション)は豪邸という意味で共同住宅の意味はありません
× アイドル
◎ pop star, teen icon (ティーンアイドル、ティーンアイコン)
➡idol(アイドル)だけでは偶像視される人という意味になってしまいます。海外には日本のようなアイドル文化がなく、ジャスティンビーバーのような海外アイドルはpop starと呼ばれています。
× タレント
◎ celebrity, TV personality (セレブリティ―、テレビパーソナリティ)
➡talent(タレント)は才能がある人という意味で、テレビに出ている人たちを指す意味ではありません。
× ハンドル
◎ steering wheel (ステアリングホイール)
➡handle(ハンドル)は、鞄やマグカップのような片手でつかめるような取っ手の事を言います。
× カンニング
◎ cheating (チーティング)
➡cunning(カンニング)の直訳はずる賢い。確かにカンニングすることはずる賢い行為なので間違いではないのですが、テストの時など、他人の答えを見る行為のずるを、cheatingと言います。
× サイダー
◎ soda pop (ソーダポップ)
➡cider(サイダー)は炭酸入りのリンゴジュース、リンゴ酒の事を指します。日本では味のある炭酸全般をサイダーといいますね。お酒は二十歳になってから。
× コンセント
◎ outlet, socket (アウトレット、ソケット)
➡concentric plug(コンセント)は同心プラグを短縮してできた和製英語のようですが、意味が違います。前にwallをつけて、wall outletなどとして言えば伝わりやすくなります。
× レンジ
◎ microwave (マイクロウェーブ)
➡range(レンジ)は並べるという意味です。なぜ電子レンジ…。
× ベテラン
◎ expert (エキスパート)
➡veteran(ベテラン)の意味は退役軍人、日本人にはなじみのない言葉ですね。
× トランプ
◎ cards, play card (カーズ、プレイカード)
➡trump(トランプ)とは切り札という意味で、カード自体を意味した言葉ではありません。「トランプしようぜ!」と伝えたい時は、Let’s play cards! と言いましょう。
× ラフ
◎ casual (カジュアル)
➡ラフの意味は(手触りが)ザラザラした、または乱暴的なという意味です。適当な、楽なという意味ではないので要注意!
●その他、ついつい使ってしまいそうになるカタカナ(和製)英語
× バイキング
◎ buffet (ビュッフェ)
× ダンプカー
◎ clamp truck (クランプトラック)
× ニューハーフ
◎ transsexual (トランセクシュアル)
➡ニューハーフの方と対談した時に、「自分は男と女のハーフだ」と言われ「じゃあ、ニューハーフだね」とサザンオールスターズの桑田さんが言ったことが始まりといわれて言われています。
× スキンシップ
◎ personal contact (パーソナルコンタクト)
➡アメリカ人女性がたまたま造った言葉を日本で紹介されたことがきっかけで、全国的に広まったとされている言葉。日本でしか伝わらないようです。
× ミシン
◎ sewing machine (ソーイングマシーン)
➡ソーイングマシーンが短縮されたり、なまったりしてミシンになったとか。一番原形を留めていない可哀想な言葉です。
× ホッチキス
◎ stapler (ステイプラー)
➡ホッチキスは発明者のベンジャミン・バークリー・ホッチキス氏の名前からとったもので日本独自の呼び方で、英語圏では全く通じません。
意外に多いカタカナ(和製)英語、まだまだ身近に潜んでいます。知らず知らずに使って外国人を困らせるだけではなく、自分でも恥をかいてしまいますよ。この機会に英語を勉強してみては?
構成・文/間宵ひろみ