ボスはわがままエイリアン
~職場に外国人の上司がやってきたら多分こうなります~
エピソード2
どこ見てんのよ?
アメリカ本社から外国人上司がやってきた!! ある日の会議で「英語?それくらい喋れますよ」なんて軽口を叩いたのが運のツキだった…。
前回、ビクトリアとの対面を果たしたが、出だしからつまづいてしまった俺。英語が聴き取れない俺にビクトリアは終止イライラしっぱなし。一体これからどうなってしまうのか……。
登場人物
俺
化粧品専門店「Sofia」
日本支社 企画部エース
化粧品専門店「Sofia」企画部のエース。彼の担当するプロジェクトはどれも好調で、調子に乗っている。いつもの企画会議で「英語?そんなんラクショーっすよ」と調子にのったばかりに、外国人上司の対応を任されてしまうが…。
ビクトリア
化粧品専門店「Sofia」
アメリカ本社 ジェネラルマネージャー
アメリカ資本の化粧品専門店「Sofia」の新店舗オープンにつき、ショップの内装やデザインを手がけにやってきたビクトリア。 英語やグローバルビジネスマナーのおぼつかない俺に苛立ちを隠せない。
MOEKA
化粧品専門店「Sofia」
企画アシスタント
化粧品専門店「Sofia」に新卒で入社。高校まで両親の仕事でアメリカで暮らしていたため、日本語よりも英語の方が得意。英語が全く分からず弱気になる俺を陰で支える。
「ボスはわがままエイリアン」からお勉強!
今回は劇中から学べる欧米のビジネスマナーとフレーズをお送りします。
★相手の目を見て話しましょう
欧米では、相手の目を見ながら話すこと、アイコンタクトはビジネス上のマナーで「あなたの話を真剣に聞いています」という意思表示になります。日本では相手の目を見て話す文化がないので、最初は抵抗があるかもしれません。どうしても目を見て話すのが難しいという人は相手の目のほんの少し下を見て話すのでも良いでしょう。
★謝りすぎないで
日本にはちょっとしたことでもすぐに「すみません」と謝る文化がありますが、欧米で謝罪は自分に非があること、責任を認めることになるので、「俺」のように事ある事に”I’m sorry”と口に出してしまうとふざけている、相手に尊敬の念がないと思われてしまうことがあります。
ビクトリアが教える! わがボス的覚えておきたいフレーズ
1.
Moeka,can you come over here?
MOEKA。こっち来れる?
★Come over here こっちに来なさい
“Come over”はこっちに来なさいという意味よ。上司に呼ばれたらすぐにいくのよ! 5秒以内に来ないならさよならね。
2.
Sorry, could you say that again?
すみません。もう1度言ってもらえますか?
★Could you say that again? もう1度言ってもらえますか?
「もう1度言ってください」というフレーズは、英語の初心者はよく使うフレーズよね。しかし「What was that(なに?)」などと聞き返してしまっては、翌日あなたの席がなくなっているかもよ……。
フレーズのバリエーションはこちらの記事をチェック
3.
He is pretty useless.
彼、全然使えないいし
★Useless 役立たない、無用な
上司に「Useless」と言われてしまったら、そこの会社でのあなたの仕事は終わったと思っていいかもね。せいぜい頑張りなさい。
4.
What’s wrong with this guy?
この男どうなってるの?
★What’s wrong with〜 〜はどうなってるの?
「What’s wrong with 〜」は〜は一体全体どうしちゃったの? という意味ね。
「俺」のようにあなたがこのフレーズを上司に使われないことを祈るわ。
次回予告!
9月10日18時公開
エピソード3 発言しないなら出ていきなさい
ローンチパーティーも無事に終わり、反省会で発言につまづく俺をビクトリアは…………。
出演:三浦達司(俺)Kasia Jm(ビクトリア) MOEKA
構成・撮影/高石真帆 デザイン/間宵ひろみ